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2016年5月15日日曜日

マウントアダプター 「Kipon EF-MFT AF」をつけてPanasonic GH4でSigma 18-35mm F1.8を動かしてみる。

Panasonic GH4 + Kiopon EF-MFT AF + Sigma 18-35mm F1.8 DC HSM

マイクロフォーサーズ(MFT)機にキヤノンEFマウント(EF-Sも)のレンズを取りけることができるKIPONのマウントアダプター「 EF-MFT AF (Ver.2.6)」を導入しました。

このマウントアダプターはすごい勢いでバージョンアップをしており、最新(2016年5月15日)のVer 2.6で動くレンズに関してはそこそこの品質で動くようになっているようです。
と、言うわけで、前から企んでいたSIGMA Art 18-35mm F1.8 DC HSMPanasonicのミーレス一眼 GH4の標準レンズとして使えるかどうかの実験をしました。


Panasonic GH4 + Kiopon EF-MFT AF + Sigma 18-35mm F1.8 DC HSM
まず、焦点距離ですが、18-35mmがフルサイズ換算で×2の36-70mm相当となります。
F値は1.8のままです。
実はGH4に取り付けた所、F1.7までいきましたが、F1.7にしてもF1.8から絞りは動いていないようですのでF1.8 が最小値なのでしょう。

仕事(店舗取材系)ではどうしても撮影の立ち位置が制限されることがあり、単焦点だけでは難しいことも多いですし、バッグのレンズスロットの空きにも限界がありますので、ちょっと無理やりですが15mm(フルサイズ30mm相当)・25mm(50mm相当)・42.5mm(90mm相当)の代役になればと考えています。

Sigma 18-35mm F1.8 DC HSM
もちろんフルサイズ換算で24-70mmF2.8相当のレンズもあるのですが、パナソニック製のものは開放域での解像力が低いのでいまいちなのと、オリンパス製は開放の解像力は相当良いと思うのですが、センサーサイズが小さいマイクロフォーサーズとってはF2.8だとボケ味が足りないのと、フルサイズ画質に匹敵するにはISO400以下(持論です)での撮影でないといけないので、F2.8通しのレンズというのは中途半端なのです。
また、動画撮影も見据え、定常光(LED)での撮影の為に明るいレンズが必要なのです。
と言うか、シグマさんが12-35mm F1.4かF1.8か出してくれれば良いのです。

Kipon EF-MFT AF
肝心の動作ですが、古いバージョンでは非常にゆっくりした動きで焦点も定まらず、F値も暴走していたのですが、バージョンをあげたら落ち着きました。
マウントアダプターにUSB端子がついていて、それを使ってバージョンを上げます。
最新のものですと、キヤノン本体+キヤノンレンズ、パナソニック本体+パナソニックレンズなどの純正の組み合わせほどでは無いですが、コントラストAFとしてはかなり早く正確です。
過去持っていたFUJIFILMのミラーレス一眼 X-T1より速いと思います。
スポーツや動きまわる子供相手には難しいでしょうが、それ以外なら大丈夫でしょう。
今度検証動画でも撮りたいと思います。
Metabones製のマウントアダプターでは「T Smart Adapter」が同等品となるのですが、結構高いので「EF-MFT AF」のバージョンアップがもっと進んで、使える幅が広がればいいなと思います。

ついでに、今回撮影にLEDのGodox SL-200Wを使って気づいたのですが、高速シャッター1/10000秒以上でもフリッカーがでませんでした。
SL-100Wではフリッカーが出ていたので、SL-200Wは兄弟機のように見えてLEDチップといい中身は全く別物ですね。





2015年4月28日火曜日

トラブル続きのGODOX V850・V860用バッテリー VB18

トラブル続きのGODOXのバッテリーVB18に進展がありました。

まず経緯の説明
1、GODOX V850、V860用のバッテリーVB18には当たり外れがあり、ハズレ品は充電エラーが出たり、電池が残量がすぐなくなるといった現象が起きる。
原因としては、VB18の内部は約4ボルトのバッテリーを3つ(3セル)直列につないで、合計で約12ボルトを出力する構造になっており、そのいずれか(場合によっては全部)が不良品である事。

VB18_GREPOW_Great Power 分解写真
無印モデル、薄い切り餅を3枚に重ねたような構造。
1枚あたり満充電時約4ボルト、ちなみに容量は1800mAh。
例えば1セルが不良品だった場合、残りの2セルは大丈夫にもかかわらず、電圧は約8ボルトになるので、ストロボの必要駆動電圧に足りず動かない。
また、とりあえず3セル分の満充電をして約12ボルトだったとしても、その中の不良品1セルが急速に電圧低下した場合、すぐに約8ボルトになるので自然放電が早いと錯覚してしまう。
本来リチウムイオンは自然放電に強い電池である。
Facebookの投稿では、GODOXが委託している香港のバッテリー会社Great Powerが勝手に不良品を混ぜているという説がある。

VB18 ドットモデル
VB18 ドットモデル
2、バッテリー不具合を受け、改良品のバッテリーが出まわり始める。
この改良品にはVB18の外装に「●」または「GREPOW(Great Powerの略)」の刻印がある。
Amazonやebayなどのネットショップではこの「GREPOWの刻印入り」を謳っているところがあり、試しに2個買ってみた。
注文は2月、到着は3月、結果は1つが●モデル、1つは無印、GREPOWの刻印入りは無し。
●モデルは今のところ正常に動作し、無印は最初から充電すら出来ない不良品だった。
ただし、●モデルも不具合だったという報告もあるので過信はできない。
この不具合を伏せ、ショップに「GREPOW」の刻印がない事にツッコミを入れた所、
ショップからの返答は、
・世界中からGREPOWの刻印がないツッコミが入る
・刻印はGODOXが一時的に見分けるために入れたので、今生産されているものは無い
・今出荷してるバッテリーは今年(2015年)入荷しているものだから200%大丈夫!
だということでしたが、信用出来ないです…
その後、不具合バッテリーの証拠ムービーを撮り、確認してもらったのち、1つ無料で発送してもらった。
このショップは言うことは嘘くさいのですが、返信スピードと対応力はかなりいいショップでした。

VB18 パッケージ
左上:従来のパッケージ
右下:今回到着のパッケージ(IES)
3、先日到着したバッテリーを開封してみると、今までにないパッケージングだった。
今まではただの白いケースに入っていたが、今回のものは店頭陳列用のパッケージだった。
正直白いケースの方が助かるけど…
それはさておき、刻印のチェックをしてみたところ見慣れない「IES」の刻印を発見。
調べてみると「IES Synergy」フランスの自動車系バッテリー会社のようだ。
もし前述のGreat Powerが勝手に不良品を混ぜている説が正しいのなら、GODOXも被害者側になるので、バッテリー製造の委託先をIES Synergyに切り替えたとすると納得できる話だ。
ちなみに「IESの刻印入り」を謳っているネットショップも幾つかあり、その中の1つの商品を見てみると2015年2月に売り出しが始まったもののようだった。

VB18 IESモデル
VB18 IESモデル
経過報告がすごく長くなったが、まとめると、
・自然放電が早い(と感じる)バッテリーは潜在的に不具合を抱えている可能性がある。
今回買った●モデルは毎日電圧測定している限り電圧が安定している。
・もし買うならIES刻印を売りにしているところから買う。
Great Power製のものは最初からわずかにバッテリーの中央部が膨らむ現象が起きるのだが、IES製は全く膨らんでいないのが信用できる証?
ただし、IESモデルは出回ったばかりなので、1年後に正常動作しているかどうかは誰もわからない。
また、そのショップがちゃんとIES製を送ってくれるかはわからない。

追記2016年5月23日
1年経ちましたが、正常に動いています!


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