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2016年5月24日火曜日

腰痛対策・撮影時に邪魔をしない、自作のカメラストラップシューの作り方

自作のストラップシュー(ストラップ+クイックシュー)
前回の腰痛対策から始まり、撮影時の邪魔をしないストラップ作りの続きです。
ストラップもクイックシューも既成品を流用しています。

使用したクイックシューは、Velbon クイックシュー QRA-35Lシュー
長年ベルボンの三脚を使用しており、いくつか家にあるので、とりあえずコレを使います。

ストラップの方は、気に入ったものを使えば良いと思うのですが、個人的には
ジェットグライド 38mm 斜めがけ 速写ストラップのような、ひもを引っ張るとワンタッチで伸縮するものが使いやすいと思います。

ベルボンQRA-35L改造工程

工程は、
①クイックシューの上の方に2つの爪があるのですが、これが付いていない側を使います。

②ゴムの部分を剥がします。両面テープでくっついているだけなので簡単ですね。

③ネジを外します。外した底部の方を使います。

④写真の様に角に斜めにヤスリで削り、ストラップのひもを通す溝を作ります。

そして、溝にストラップのひもをセットし、元に戻します。

今回はあり合わせで作りましたのでひもですが、ひもが金属部分に擦れて切れてしまう可能性があるので、ステンレス Dリンク←このようなD環を取り付けるのが一番良いと思います。

自作ストラップシュー使用イメージ

実際の使用イメージはこうなります。
昨日思いつきで作って、今日実用したのですが、カメラを構える際にストラップがファインダー・モニタに重ならない、指にも掛からないなど快適でした。




2016年5月23日月曜日

腰痛・肩からのずり落ち対策に、個人的に理想のカメラストラップの取り付け位置を考えてみる。

カメラ底部に取り付けることで改善したカメラストラップの位置

よくあるカメラの軍艦部に付いているストラップというものは、カメラを構えるときにだいたい手に絡んだり、モニタ・ファインダーを覆ったりと邪魔なので個人的には取り付けないことも多いのですが、やっぱり「落とすリスク」と「手ぶらで行動したい」を考え、邪魔にならないストラップの位置を考えてみました。

結論は上の写真のとおりですが、なぜこのようになったのかの説明をしたいと思います。

そもそも僕はぎっくり腰を3回やっている上に、平日はほぼ前屈姿勢をキープする撮影をしていますので、重度の腰痛持ちです。
撮影時の姿勢だけではなく、実はカメラバッグとストラップ位置にも腰痛を誘発する要素があります。
腰痛回避のためファインダーを覗くスタイルを辞めるために、数年前からSonyやPanasonicのカメラを使ってきました。
そもそもスチールカメラとしての歴史は浅いのでしょうが、ビデオカメラの方で培ってきた技術があったのでしょうか、当時は個人的に実用レベルのライブビュー・EVFを搭載しているのはこの2社だけでした。

さて改善案です。
下のイラストを見てください。
カメラストラップの位置改善案
左のイラストが普通のカメラストラップの位置ですね。
黄色い半透明の領域は、腰痛界のバミューダ・トライアングル(勝手に命名)です。
この三角領域があるがゆえに、カメラの重心は、体の中心から大分外側にあることがわかると思います。
カメラの重心の位置は取り付けるレンズの重さ、カメラ本体の長さなどによります。
カメラバッグでも同様の問題が起きます。
また、この三角領域があるせいで、体にカメラやバッグがフィットせずに、フラフラと揺れてしまいます。
フラフラ揺れるし、肩からの重心の位置は斜め下に落ちているので、ストラップの滑り落ちも発生します。

これを改善したのが右側のイラストのもので、カメラ底部にストラップ取り付け位置を持ってきます。
こうすることにより、カメラの重心は肩からほぼ真下に落ちることによりずり落ちにくく、バミューダトライアングルが発生せず、カメラも体にフィットするので日常動作がかなり安定します。
また、背面モニタが服やリベットに当たったりもせず、傷つき防止・誤操作防止にもなります。

次回は作り方を紹介したいと思います。