2016年5月23日月曜日

腰痛・肩からのずり落ち対策に、個人的に理想のカメラストラップの取り付け位置を考えてみる。

カメラ底部に取り付けることで改善したカメラストラップの位置

よくあるカメラの軍艦部に付いているストラップというものは、カメラを構えるときにだいたい手に絡んだり、モニタ・ファインダーを覆ったりと邪魔なので個人的には取り付けないことも多いのですが、やっぱり「落とすリスク」と「手ぶらで行動したい」を考え、邪魔にならないストラップの位置を考えてみました。

結論は上の写真のとおりですが、なぜこのようになったのかの説明をしたいと思います。

そもそも僕はぎっくり腰を3回やっている上に、平日はほぼ前屈姿勢をキープする撮影をしていますので、重度の腰痛持ちです。
撮影時の姿勢だけではなく、実はカメラバッグとストラップ位置にも腰痛を誘発する要素があります。
腰痛回避のためファインダーを覗くスタイルを辞めるために、数年前からSonyやPanasonicのカメラを使ってきました。
そもそもスチールカメラとしての歴史は浅いのでしょうが、ビデオカメラの方で培ってきた技術があったのでしょうか、当時は個人的に実用レベルのライブビュー・EVFを搭載しているのはこの2社だけでした。

さて改善案です。
下のイラストを見てください。
カメラストラップの位置改善案
左のイラストが普通のカメラストラップの位置ですね。
黄色い半透明の領域は、腰痛界のバミューダ・トライアングル(勝手に命名)です。
この三角領域があるがゆえに、カメラの重心は、体の中心から大分外側にあることがわかると思います。
カメラの重心の位置は取り付けるレンズの重さ、カメラ本体の長さなどによります。
カメラバッグでも同様の問題が起きます。
また、この三角領域があるせいで、体にカメラやバッグがフィットせずに、フラフラと揺れてしまいます。
フラフラ揺れるし、肩からの重心の位置は斜め下に落ちているので、ストラップの滑り落ちも発生します。

これを改善したのが右側のイラストのもので、カメラ底部にストラップ取り付け位置を持ってきます。
こうすることにより、カメラの重心は肩からほぼ真下に落ちることによりずり落ちにくく、バミューダトライアングルが発生せず、カメラも体にフィットするので日常動作がかなり安定します。
また、背面モニタが服やリベットに当たったりもせず、傷つき防止・誤操作防止にもなります。

次回は作り方を紹介したいと思います。

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