2016年5月25日水曜日

写真電気工業製のRIFAを買ったら、まずはじめにやること|骨組み先端の糸切れ問題の解決策

写真電気工業 蛍光灯 RIFA

いつも仕事で使っている、写真電気工業製のRIFAという照明機材なのですが、またしてもコンセントプラグ付近が断線したので、スペアを引っ張り出しました。

・断線は恐らく僕のコンセントプラグの抜き方が雑なせいです。
・写真電気工業の製品は非常に丈夫ですので、ご安心ください。

写真電気工業 蛍光灯 RIFA

このライトは口金26サイズの蛍光灯電球を付けて使うのですが、それにしても内側の反射布がキレイな白ですね〜

写真電気工業 蛍光灯 RIFA

さて本題の写真電気工業製のRIFAを買ったらまずやることですが、「骨組みの先端のキャップの部分に接着剤を流し込む」です。
と、言うのも、この製品は骨組みは非常に頑丈なのですが、骨組みと反射布を固定するキャップの部分が糸で固定されているだけなので、使用頻度によってはすぐ切れます。

ここにジェルタイプでなく、粘度の低いタイプの瞬間接着剤を流しこむことで糸をガッチガチに固めることができ、そうそう切れなくなります。

2016年5月24日火曜日

腰痛対策・撮影時に邪魔をしない、自作のカメラストラップシューの作り方

自作のストラップシュー(ストラップ+クイックシュー)
前回の腰痛対策から始まり、撮影時の邪魔をしないストラップ作りの続きです。
ストラップもクイックシューも既成品を流用しています。

使用したクイックシューは、Velbon クイックシュー QRA-35Lシュー
長年ベルボンの三脚を使用しており、いくつか家にあるので、とりあえずコレを使います。

ストラップの方は、気に入ったものを使えば良いと思うのですが、個人的には
ジェットグライド 38mm 斜めがけ 速写ストラップのような、ひもを引っ張るとワンタッチで伸縮するものが使いやすいと思います。

ベルボンQRA-35L改造工程

工程は、
①クイックシューの上の方に2つの爪があるのですが、これが付いていない側を使います。

②ゴムの部分を剥がします。両面テープでくっついているだけなので簡単ですね。

③ネジを外します。外した底部の方を使います。

④写真の様に角に斜めにヤスリで削り、ストラップのひもを通す溝を作ります。

そして、溝にストラップのひもをセットし、元に戻します。

今回はあり合わせで作りましたのでひもですが、ひもが金属部分に擦れて切れてしまう可能性があるので、ステンレス Dリンク←このようなD環を取り付けるのが一番良いと思います。

自作ストラップシュー使用イメージ

実際の使用イメージはこうなります。
昨日思いつきで作って、今日実用したのですが、カメラを構える際にストラップがファインダー・モニタに重ならない、指にも掛からないなど快適でした。




2016年5月23日月曜日

腰痛・肩からのずり落ち対策に、個人的に理想のカメラストラップの取り付け位置を考えてみる。

カメラ底部に取り付けることで改善したカメラストラップの位置

よくあるカメラの軍艦部に付いているストラップというものは、カメラを構えるときにだいたい手に絡んだり、モニタ・ファインダーを覆ったりと邪魔なので個人的には取り付けないことも多いのですが、やっぱり「落とすリスク」と「手ぶらで行動したい」を考え、邪魔にならないストラップの位置を考えてみました。

結論は上の写真のとおりですが、なぜこのようになったのかの説明をしたいと思います。

そもそも僕はぎっくり腰を3回やっている上に、平日はほぼ前屈姿勢をキープする撮影をしていますので、重度の腰痛持ちです。
撮影時の姿勢だけではなく、実はカメラバッグとストラップ位置にも腰痛を誘発する要素があります。
腰痛回避のためファインダーを覗くスタイルを辞めるために、数年前からSonyやPanasonicのカメラを使ってきました。
そもそもスチールカメラとしての歴史は浅いのでしょうが、ビデオカメラの方で培ってきた技術があったのでしょうか、当時は個人的に実用レベルのライブビュー・EVFを搭載しているのはこの2社だけでした。

さて改善案です。
下のイラストを見てください。
カメラストラップの位置改善案
左のイラストが普通のカメラストラップの位置ですね。
黄色い半透明の領域は、腰痛界のバミューダ・トライアングル(勝手に命名)です。
この三角領域があるがゆえに、カメラの重心は、体の中心から大分外側にあることがわかると思います。
カメラの重心の位置は取り付けるレンズの重さ、カメラ本体の長さなどによります。
カメラバッグでも同様の問題が起きます。
また、この三角領域があるせいで、体にカメラやバッグがフィットせずに、フラフラと揺れてしまいます。
フラフラ揺れるし、肩からの重心の位置は斜め下に落ちているので、ストラップの滑り落ちも発生します。

これを改善したのが右側のイラストのもので、カメラ底部にストラップ取り付け位置を持ってきます。
こうすることにより、カメラの重心は肩からほぼ真下に落ちることによりずり落ちにくく、バミューダトライアングルが発生せず、カメラも体にフィットするので日常動作がかなり安定します。
また、背面モニタが服やリベットに当たったりもせず、傷つき防止・誤操作防止にもなります。

次回は作り方を紹介したいと思います。

2016年5月22日日曜日

今度はKipon EF-MFT AFをつけてPanasonic GX8でSigma 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM を動かしてみる

Panasonic GX8 + Kipon EF-MTF AF Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM
GH4には手ぶれ補正がなく、GX8には手ぶれ補正が入っているのでこのレンズと相性が良い。

前回パナソニックGH4にKipon EF-MTF AFを付け、Sigma 18-35mm F1.8を動かしてみたのですが、望遠描写好きな僕としては手軽にフルサイズ換算400mmも欲しいのでSigma 18-200 F3.5-6.3を買ってみました。


これですね。
SIGMA 高倍率ズームレンズ Contemporary 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM

このレンズ はシグマの「Contemporary」に属するレンズなのですが、それにもかかわらず、Artライン同様に解像力にかなり磨きがかかっているようです。
通常このような高倍率ズームは「小型」「高倍率」「安い」などの利便性を重視したレンズになるので、欠点は「描写力が低い」「開放F値が暗い」など、特に100mm以上の望遠域になるとちょっと実用には難しい解像力になるものなんです。

ちなみに、今時はフリンジや像の歪みなどはソフトで補正できるので、ソフトではどうしようもできない解像力にのみ注目して記事を書いています。

ボケも案外いい感じ。
細かくカメラ本体やレンズの性能を知ることができるDxOMarkというサイトがあり、このサイトによると、唯一このレンズが高倍率ズームレンズでありながら200m時でもかなり高い解像力を誇るようです。
上の写真が200mm時(フルサイズ換算400mm)の手持ち撮影になります。
解像力はf8の時が一番高く、この時の設定はISO200、f8、1/125
手ぶれ補正が効いているのでこのシャッター速度でもぶれていません。

今回はマウントアダプター経由でマイクロフォーサーズ機に取り付けていますが、もちろんキヤノンAPS-Cボディに取り付けるのが本来の組み合わせになります。
旅行や散歩などで荷物を軽くしたい、あれこれ撮って回りたいユーザーには最高の高倍率ズームだと思います。

マップカメラで中古品が出てたら、それが一番安いかもですね。

マップカメラ楽天市場店

2016年5月20日金曜日

新宿駅西口ヨドバシカメラエリア|GH4 + Kipon EF-MFT AF + Sigma 18-35mm F1.8

新宿駅西口ヨドバシカメラエリア|GH4 + Kipon EF-MFT AF + Sigma 18-35mm F1.8
GH4 + Kipon EF-MFT AF + Sigma 18-35mm F1.8
ズーム領域は18-35mm(フルサイズ換算36-70mm)と心もとないけど、
やっぱりズームだと素早く撮影状態に入れますね。
開放が1.8だから手ブレもしませんし。

ちょっと高いけど、いつかはMetabones Speedboosterも使ってみたいですね。
これをつけると18-35mm F1.8は、
フルサイズ換算25-50mm F1.2ぐらいになるらしいですよ!



2016年5月19日木曜日

Panasonic GH4 + Kipon EF-MFT AF + Sigma 18-35mm F1.8の開放描写


Panasonic GH4 + Kipon EF-MFT AF + Sigma 18-35mm F1.8の開放描写と試してみました。

Sigma 18-35mm F1.8描写
F1.8
Sigma 18-35mm F2.0描写
F2.0
Sigma 18-35mm F2.8描写
F2.8
Sigma 18-35mm F4.0描写
F4.0
開放からキレキレの解像力で使いやすそうですね。
フルサイズに対して、ボケ感を出しにくいマイクロフォーサーズでもこれだけボケれば十分ですね。

2016年5月15日日曜日

マウントアダプター 「Kipon EF-MFT AF」をつけてPanasonic GH4でSigma 18-35mm F1.8を動かしてみる。

Panasonic GH4 + Kiopon EF-MFT AF + Sigma 18-35mm F1.8 DC HSM

マイクロフォーサーズ(MFT)機にキヤノンEFマウント(EF-Sも)のレンズを取りけることができるKIPONのマウントアダプター「 EF-MFT AF (Ver.2.6)」を導入しました。

このマウントアダプターはすごい勢いでバージョンアップをしており、最新(2016年5月15日)のVer 2.6で動くレンズに関してはそこそこの品質で動くようになっているようです。
と、言うわけで、前から企んでいたSIGMA Art 18-35mm F1.8 DC HSMPanasonicのミーレス一眼 GH4の標準レンズとして使えるかどうかの実験をしました。


Panasonic GH4 + Kiopon EF-MFT AF + Sigma 18-35mm F1.8 DC HSM
まず、焦点距離ですが、18-35mmがフルサイズ換算で×2の36-70mm相当となります。
F値は1.8のままです。
実はGH4に取り付けた所、F1.7までいきましたが、F1.7にしてもF1.8から絞りは動いていないようですのでF1.8 が最小値なのでしょう。

仕事(店舗取材系)ではどうしても撮影の立ち位置が制限されることがあり、単焦点だけでは難しいことも多いですし、バッグのレンズスロットの空きにも限界がありますので、ちょっと無理やりですが15mm(フルサイズ30mm相当)・25mm(50mm相当)・42.5mm(90mm相当)の代役になればと考えています。

Sigma 18-35mm F1.8 DC HSM
もちろんフルサイズ換算で24-70mmF2.8相当のレンズもあるのですが、パナソニック製のものは開放域での解像力が低いのでいまいちなのと、オリンパス製は開放の解像力は相当良いと思うのですが、センサーサイズが小さいマイクロフォーサーズとってはF2.8だとボケ味が足りないのと、フルサイズ画質に匹敵するにはISO400以下(持論です)での撮影でないといけないので、F2.8通しのレンズというのは中途半端なのです。
また、動画撮影も見据え、定常光(LED)での撮影の為に明るいレンズが必要なのです。
と言うか、シグマさんが12-35mm F1.4かF1.8か出してくれれば良いのです。

Kipon EF-MFT AF
肝心の動作ですが、古いバージョンでは非常にゆっくりした動きで焦点も定まらず、F値も暴走していたのですが、バージョンをあげたら落ち着きました。
マウントアダプターにUSB端子がついていて、それを使ってバージョンを上げます。
最新のものですと、キヤノン本体+キヤノンレンズ、パナソニック本体+パナソニックレンズなどの純正の組み合わせほどでは無いですが、コントラストAFとしてはかなり早く正確です。
過去持っていたFUJIFILMのミラーレス一眼 X-T1より速いと思います。
スポーツや動きまわる子供相手には難しいでしょうが、それ以外なら大丈夫でしょう。
今度検証動画でも撮りたいと思います。
Metabones製のマウントアダプターでは「T Smart Adapter」が同等品となるのですが、結構高いので「EF-MFT AF」のバージョンアップがもっと進んで、使える幅が広がればいいなと思います。

ついでに、今回撮影にLEDのGodox SL-200Wを使って気づいたのですが、高速シャッター1/10000秒以上でもフリッカーがでませんでした。
SL-100Wではフリッカーが出ていたので、SL-200Wは兄弟機のように見えてLEDチップといい中身は全く別物ですね。